税理士がおすすめする会計ソフトとは？会計ソフトの選び方を徹底解説

税理士がおすすめする、会計ソフト

クラウド型の会計ソフトの急速な普及により、中小企業や個人にとっても、より身近となり選択肢も増え続けている会計ソフト。

選択肢が増えること自体は嬉しいことですが、特にはじめて会計ソフトを選ばれる事業主様や経理担当者様にとっては、どの会計ソフトを選んだら良いのか、きっと悩ましい状況であるとも言えます。

メリット・デメリットと、強みと弱みを総合的に判断

クラウド型かパッケージインストール型か？
ユーザーインターフェースと操作性
作業効率面（入力料・作業環境等）
サポート面
価格やランニングコスト
用途（会計のどこまでを自社で行うか）
会社の規模
経理担当者の有無
簿記の知識の必要性
税制改正への対応力（対応の早さ）
セキュリティー面
他ソフトへの乗り換えのスムーズさ
税理士事務所とのやり取り面

など、様々な角度からそれぞれの指標をみて、それぞれのソフト/アプリケーションのどの部分が自社の環境・ニーズに適しているのか、逆に適していないのかを考えてみる必要があります。

例えば、近年勢いを増して普及、浸透してきたクラウド型の場合

・インターネット環境があれば、端末も選ばず（インストール不要）どこでも、いつでも、誰でも作業が行える（データの受け渡しが必要ない）
・データは端末やハードディスクなどのローカル環境に保存される訳ではないので、データの紛失やクラッシュなどのリスクが少ない
・他のアプリケーションやシステム、サービスと連携し、明細取り込みなどの作業を効率化出来る
・パソコンなどの端末のストレージを圧迫しない
・バージョンアップ対応に手間とコストがかからない
・パソコンを買い替えても、再インストールなど不要

などのメリット・強みがありますが、逆に

・インターネット環境がないと、そもそも作業が行えない
・セキュリティー面では、まだ不安が残る部分もある
（セキュリティーは強化されてはいるが、面識もない他社に機密情報のリスク管理を依存していることには変わりなく、サーバーやシステムのトラブル、サイバー攻撃を受けて情報漏洩する可能性などもゼロとは言えず、万が一の際は責任をどこまで取ってくれるかなどを、利用規約で確認する必要がある）
・使用環境と期間によっては、ランニングコストがかさみインストール型よりも高くなる場合もある
・全てインターネット通信で更新を行うので、動作が重く処理に時間がかかりストレスとなる
（仕分入力の数が、ある程度多めの使い方には向いていない）
・サポート面が、インストール型と比べるとまだまだ手薄な傾向である
・税理士事務所や会計事務所が使用アプリに対応していない場合、やり取りに困る

などのデメリット・弱みもございます。

御社でのご利用目的、ご利用環境、会社規模の拡大予定や可能性など、様々な視点でそれぞれのメリット・デメリットを考慮してご選択いただくことが非常に大切です。